「テクノロジーで、対話の可能性を広げる仕組みを創る」をミッションに、「クウゼン(KUZEN)」というLINE公式アカウント・生成AIチャットボットをノーコードで構築できるSaaSプラットフォームを提供しています。 クウゼン社は Frictioを導入する以前にインサイドセールスとフィールドセールスの商談内容を記録するために他社サービスを利用していました。しかし、録画や録音されたデータを十分に活用することができず、良い商談の模範データを共有することが稀にあるだけにとどまっていました。こうした課題を背景に、同社COOの中里様にお話をお伺いしました。導入前の課題について詳細にお聞かせください。 以前導入していた他社サービスでは、瞬時に確認したい箇所にたどり着くことができず、全ての動画を早送りして視聴する必要がありました。そのため、限られた時間内で蓄積されたデータから目的の箇所をピンポイントで抽出し、効率的にインサイトを得るには多大な工数がかかり、結果として他社サービスを十分に活用することができませんでした。 また、営業・CSチームの拡大を続けるなか、商談のクオリティを高いレベルで均質化することが課題でした。特にリソース面で、マネージャーがすべての商談に同席することは現実的ではなく、経験が浅いメンバーの商談内容を的確に把握し、改善につなげていく仕組みを構築する必要がありました。実際にFrictioを導入していかがでしたか? 想定以上に良い結果を得ることができました。マネージャー視点で気になった商談の一部をメンバーに共有することが可能で、該当の箇所をピンポイントで指摘することで商談の質を向上させることに役立っています。 想定外に良かった点として、社内ミーティングでもFrictioを活用できていることです。自分が参加できなかったミーティングでも、終了後にサマリーの通知が届き、クイックに情報を把握することができており、サマリーの精度も高く、会議の内容を把握することに役立っています。たまたま昨日、社内制度についての説明会を実施した際、参加できなかったメンバー向けに動画とサマリーを共有しようと思いFrictioで記録しましたが、そのサマリーが完璧で説明会で伝えたかった内容がしっかりと網羅されていて感動しました。 UX(ユーザーエクスペリエンス)も非常に優れています。最近追加された機能だと思うのですが、ミーティング中にAI Botを招待する際の画面デザインがとてもわかりやすく、直感的に操作できました。私はFrictioの操作説明会には参加していないですし、マニュアルも見ていないのですが、それでも問題なく使うことができています。SaaS製品は使わなくなるタイミングが訪れるのは一瞬で、日々利用する中でのちょっとしたストレスが積み重なることが継続利用のリスクになると考えています。その点、Frictioの直感的なUI・UXには本当に助けられており、ストレスなく使い続けることができています。 Frictio導入後の効果として、社内で「お客様があの時、なんと発言されていたか?」という発言が減ったことを実感しており、また、メンバーからは過去の商談動画データや要約を活用することで、二回目以降の商談やお打ち合わせの準備工数が格段に減ったと報告を受けています。 マネージャーにおいては問題や課題の発見にかかる時間と工数が格段に減少しました。具体的には、ミーティング後に流れてくるサマリーやメンバーの報告内容にズレが生じている場合や、案件の進捗がないにもかかわらずメンバーから「問題ない」と報告が上がってきた場合、Frictioの動画とサマリーを確認することで、状況を的確に把握し、商談の質を多角的に管理できるようになりました。Frictioに対する要望などはございますか? 1つ目は、モバイルでFrictioを利用できるようにしてほしいです。特にモバイルでサマリーを確認したり、気になった箇所の動画を簡単に見ることができると非常に便利だと思います。 2つ目は、CRMとの自動連携機能があれば嬉しいです。現在、商談内容の確認はCRMを通じて行っていますが、メンバーがCRMに登録した商談記録にFrictioのデータを紐付けることを忘れてしまうケースがあるので、それをシステムで回避できればより効率的に管理できると思います。Frictio導入を検討している顧客に対してメッセージを頂きたいです。 成長フェーズにある組織にとって、Frictioは非常に適したサービスだと考えています。特に、当社のように新機能リリースの頻度が高く、事業拡大に伴い新しいセグメントの顧客と接する機会が増える環境では、変化の速さにマネジメントが追いつかないことがあります。 Frictioは、商談の進捗を広く把握し、重要なポイントに絞って効率的にマネジメントしたいマネージャーや、顧客コミュニケーションにおいて、日々の変化や広範囲な情報をキャッチアップする必要があるメンバーには最適なツールだと思います。